最後の告白
「おう、篤之。久しぶりだな。ん?莉緒もお帰り」


「篤之、なぁに、急にお隣に来いだなんて。なんかあった?」



既に晩酌を始めている父と、それに付き合っているみっちゃんおばさん。
これはよくある光景だ。


「あっくん、久しぶり~」



「おう、大樹。元気か?」


弟の大樹は20歳。まだまだあっくんにとっては弟なのだろう。優しい目で頭を撫でていた。


「あっくん。どうしたの?今日は」


「そうだ、篤之。ここ座れ。メシまだだろ?」



父と弟に誘われたあっくんだけど、小さく息をはき、私の手を強く握った。



「賢治おじさん、雅美さん。それに大樹。オレに、...オレに莉緒を下さい。...結婚させて下さい」



あっくんはそう言って頭を下げた。



「...へっ...」



「母さん、この前言っていた結婚したいって相手、莉緒だから。オレ、莉緒と結婚する」


みっちゃんおばさんに向かってもあっくんははっきりと言った。


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