最後の告白
「はい、完成。...どうかなぁ?」


鏡に映っている私は、今までの私と違う私で。


肩の少し上でまとまったショートボブは、思っていたよりずっと新鮮で。



「...なんか、頭、軽いです」



「そうよねぇ。ほら、こんなに切ったもの。軽くなるはずよ」



床を見ると私の髪の残骸。
あっくんへの想いが散らばっていた。


鼻の奥がキーンとしてきたけれど、我慢して笑い



「ありがとうございます。スッキリしました。気に入りました」



「良かった~。ロングより似合ってる気がするよ。ロングは大人びた雰囲気だったけど、明るく軽やか、年相応に見えるよ」



帰り道。美容師さんの言葉が残っていた。


やっぱり、あっくんに自分を見て貰いたくて、私は背伸びしていたのかもしれない。
大人として見て貰いたくて。



でも7歳の差はどうしても埋まらない。
だから、あっくんは私を受け入れなかったのに。


今さら年の差を理解した私はもう笑うしかなかった。


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