地球滅亡後の世界で、君と出会った秘密
「ヘンリー様、待ってください。この方にはまだ何も説明していませんので」
マオが私とヘンリーの間に入り、抑止した。
薄い茶色の瞳を持つ彼は、我に返ったように落胆し、その場に崩れる。
「そうだな…。結局は49日後だ。だが僕は…一刻も早く、オオソラを元に戻してあげたい。…オオソラと話をしたい。オオソラの笑顔が見たい………」
その苦しそうな表情を見たマオも、顔を歪ませた。
〝オオソラ〟とは、人の名前なのかな。
49日と聞いて、何か想像できるものがあったが、その後の意味は未だわからなかった。
「ヘンリー様、少し休まれた方が…。この方にオオソラ様のこともお話したいので…」
「………わかった。だが、オオソラに何か変化があればすぐに知らせてくれ…」
ヘンリーはまた重そうな体を持ち上げ、私の隣を過ぎ去っていく。
扉を目の前にして、とてつもなく寂しそうな視線がこちらを向いた。
そしてまた、この星の裏側までそれを落としたように出て行く姿は、私の大好きだった人に似ている気がして、胸の奥が締め付けられた。