俺様社長はカタブツ秘書を手懐けたい
好き勝手やっている俺に健気に仕えて、かと思えば強引に人のプライベートな部分に踏み込んできたりする。今までそんなやつはいなかったから、それが新鮮で、頼もしささえ感じていた。
いつの間にか仕事においてだけでなく、自分の心が麗を必要としていることを、今はっきりと自覚する。
しかし、彼女を頼りにしてしまうくらい、自分が精神的に参っているとも言える。リオンの件は、それほど大きなショックを受けた。
もう二度と関わらないようにすればいいのかもしれない。だが、あの男がなにを考えて店を始めたのかはやはり知りたい。
もしも俺が、“昔、リオンを経営していた不破の息子だ”と名乗り出たら、彼はどんな反応をするのだろう。
確実に父の影響を受けているあの店は、簡単に許すことなどできそうにないし、これからも存続させようものならいっそ潰してしまいたいとさえ思う。
今度またここに来るときは、すべてをはっきりさせてやる。そう心に誓い、黒い感情とともに思い出の地をあとにした。
いつの間にか仕事においてだけでなく、自分の心が麗を必要としていることを、今はっきりと自覚する。
しかし、彼女を頼りにしてしまうくらい、自分が精神的に参っているとも言える。リオンの件は、それほど大きなショックを受けた。
もう二度と関わらないようにすればいいのかもしれない。だが、あの男がなにを考えて店を始めたのかはやはり知りたい。
もしも俺が、“昔、リオンを経営していた不破の息子だ”と名乗り出たら、彼はどんな反応をするのだろう。
確実に父の影響を受けているあの店は、簡単に許すことなどできそうにないし、これからも存続させようものならいっそ潰してしまいたいとさえ思う。
今度またここに来るときは、すべてをはっきりさせてやる。そう心に誓い、黒い感情とともに思い出の地をあとにした。