憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
カタカタ…とキーボードを叩きながら落ち込んでくる。
無意識のうちに手が止まり、指先が髪の毛に触れるところで我に戻った。
(…いけない!またあのクセが出るところだった!)
もう前は見ない様にしようと思い、ひたすら資料作成に取り組んだ。
昼休みのことも思い返さず、とにかく仕事に打ち込んだ。
終業を知らせる壁掛け時計のメロディに気づき、キーボードから手を離したのは午後六時。
顔を上げて見ると営業へ出かけた人達はまだ部署には戻ってきておらず、ホワイトボードのネーム欄にも『直帰』のマグネットが幾つも貼られてある。
じっと見てると坂巻主任も直帰となっていた。
今日はもう此処へは戻らないんだ…と思うとガッカリするよりかは、やっぱりね…って気がしてきて。
(だから、あれは社交辞令なんだってば。いくら「後で」と言われても、実際には何もないって決まってるでしょ)
坂巻さんの言った言葉を思い出して不貞腐れる。
居残ってても彼が戻らないのなら虚しいだけだと思えてきて、さっさと上がろうと席を立った。
「…あっ、ねぇ諸住さん」
無意識のうちに手が止まり、指先が髪の毛に触れるところで我に戻った。
(…いけない!またあのクセが出るところだった!)
もう前は見ない様にしようと思い、ひたすら資料作成に取り組んだ。
昼休みのことも思い返さず、とにかく仕事に打ち込んだ。
終業を知らせる壁掛け時計のメロディに気づき、キーボードから手を離したのは午後六時。
顔を上げて見ると営業へ出かけた人達はまだ部署には戻ってきておらず、ホワイトボードのネーム欄にも『直帰』のマグネットが幾つも貼られてある。
じっと見てると坂巻主任も直帰となっていた。
今日はもう此処へは戻らないんだ…と思うとガッカリするよりかは、やっぱりね…って気がしてきて。
(だから、あれは社交辞令なんだってば。いくら「後で」と言われても、実際には何もないって決まってるでしょ)
坂巻さんの言った言葉を思い出して不貞腐れる。
居残ってても彼が戻らないのなら虚しいだけだと思えてきて、さっさと上がろうと席を立った。
「…あっ、ねぇ諸住さん」