憧れの彼と、イイ仲になりたいんです!
斜め前の席から声が掛かり、「はい?」と目を向けると先輩が申し訳なさそうに……
「今日何か用事ある?なかったらこの仕事頼んじゃダメ?」
明日の会議要綱を見せられ、大至急資料を作成して欲しいと言う。
「私、今日歯医者さんの予約が入ってるから出来ないの。今度別の仕事で埋め合わせはするから、これ代わりに作って貰えない?」
(そう言われても、埋め合わせをして貰ったことなんて一度もないんだけどな)
そう思ったけど、断ると学生の時みたいな目に遭うのが怖くて__
「いいですよ。今日は特別用事もないから」
要綱を受け取り、やっておきます…と答えた。
先輩は「ごめんね」と謝りながらもほくそ笑んでいて、明らかに歯医者は嘘だな…と思えたんだが……。
(……まあいいや。早く帰ってもやる事なんてどうせないし)
いつかはこんな事も必ず報われると信じて残業しようとデータ室へ向かう。
データは思ったよりも多く必要で、両手でファイルの山を抱え込むようにしながら、二課まで戻ったのはいいんだけど……。
(どうしよう……手が空かない)
「今日何か用事ある?なかったらこの仕事頼んじゃダメ?」
明日の会議要綱を見せられ、大至急資料を作成して欲しいと言う。
「私、今日歯医者さんの予約が入ってるから出来ないの。今度別の仕事で埋め合わせはするから、これ代わりに作って貰えない?」
(そう言われても、埋め合わせをして貰ったことなんて一度もないんだけどな)
そう思ったけど、断ると学生の時みたいな目に遭うのが怖くて__
「いいですよ。今日は特別用事もないから」
要綱を受け取り、やっておきます…と答えた。
先輩は「ごめんね」と謝りながらもほくそ笑んでいて、明らかに歯医者は嘘だな…と思えたんだが……。
(……まあいいや。早く帰ってもやる事なんてどうせないし)
いつかはこんな事も必ず報われると信じて残業しようとデータ室へ向かう。
データは思ったよりも多く必要で、両手でファイルの山を抱え込むようにしながら、二課まで戻ったのはいいんだけど……。
(どうしよう……手が空かない)