生徒会長は女の子が苦手です
「そっかー」


「そうなの。ごめんね?」


仕方ない、と思いつつも久し振りに泊まりにきて欲しかった、っていう感情が湧く。


まぁ仕方ない。


一曲踊り終えた。


「さぁいきましょう?今行かないと間に合わない」


そう言ってダンスホールへと歩き出した。


佐倉さんはヒールで歩き慣れてないのか、桃矢の腕を掴んでカタカタと歩く。


一方七瀬は、当たり前のようにスタスタ歩く。


校内でハイヒールってなんだよって感じだけど、理事長の趣味なんだから仕方ない。


ダンスホールの近くで履き替えるのもありなんだけど、なにせ、理事長が拗ねるから。


理事長が入った後に来る生徒はみんなするんだけど、生徒会は理事長の前に入るから機嫌を損ねないように履き替えて行くのだ。


「このドレスほんとにふわっふわだね」


「そうだな。楽しそうで何よりだよ」


「ありがとうございます。会長」



スイッチの入った七瀬に会長って呼ばれるのも悪くない。


というか可愛いからなんでも許せる。


ダンスホールについて、くるくると回転する七瀬。


え、なに可愛い。


「うん。ちゃんと踊れそうだね。よかった」


去年よりヒールの高さが高いから確認したかったようす。
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