【完】武藤くんって甘くない
「大げさ」
「本当のことだもん。武藤くんのこと、大好きなの。あたしを彼女にしてくれて、ありがとう…」
ぺこりと頭を下げると、武藤くんはあたしを見て苦笑している。
「なんで?俺がお前と付き合いたいからだろ…そういう遠慮はいらねーから」
「武藤くんっ」
抱きつこうとすると、制止された。
「そこは遠慮しろよ。もうイエローカード」
レッドじゃないだけマシなの?
「意地悪~…」
「意地悪とかじゃねーの。ふたりっきりだし、お前思いっきり抱きつくし…歯止めがきかなくなりそう」
「武藤くんが!?」
「…今だけいいか」
武藤くんはその気になってきたのか、腰を引き寄せ軽く抱きしめる。
ドキドキする…。
武藤くんと、こんな恋人っぽいことができるなんて。
って、あたしは今、武藤くんの彼女なんだよね?
「本当のことだもん。武藤くんのこと、大好きなの。あたしを彼女にしてくれて、ありがとう…」
ぺこりと頭を下げると、武藤くんはあたしを見て苦笑している。
「なんで?俺がお前と付き合いたいからだろ…そういう遠慮はいらねーから」
「武藤くんっ」
抱きつこうとすると、制止された。
「そこは遠慮しろよ。もうイエローカード」
レッドじゃないだけマシなの?
「意地悪~…」
「意地悪とかじゃねーの。ふたりっきりだし、お前思いっきり抱きつくし…歯止めがきかなくなりそう」
「武藤くんが!?」
「…今だけいいか」
武藤くんはその気になってきたのか、腰を引き寄せ軽く抱きしめる。
ドキドキする…。
武藤くんと、こんな恋人っぽいことができるなんて。
って、あたしは今、武藤くんの彼女なんだよね?