腹黒上司が実は激甘だった件について。
もうちょっとお世話になってもいいですか
今日は菜穂子と仕事帰りに飲みに行く約束をしている。
そうだ、今日は遅くなるって坪内さんに伝えなくちゃ。
て、違う違う。一緒に住んでないから。今朝までお世話になっただけで、今日こそビジネスホテルに泊まるの。
奈穂子がニヤニヤして、「日菜子と王子様に乾杯!」と上機嫌だ。
「そんなんじゃないから」
「でも、王子様に好きって言われたんでしょ」
「言われたけど、期待には応えられないって答えた」
私の言葉に奈穂子は持っていたジョッキをドンと音を立ててテーブルに置く。
そして眉間にしわを寄せた。
「バカなの?」
「坪内さん、すごい心をこじ開けてくるの。こじ開けるくせに土足で上がるわけじゃなくて、靴脱いで上がってくる感じ」
「すごい表現ぶっこんできたわね」
「ねえ、どうしたらいい?」
自分の気持ちを整理できなくて、奈穂子に助けを求めた。
奈穂子はエビマヨを頬張りながら、うーん、と考える。
いや、ただエビマヨを食べてるだけかもしれない。このエビ大きいから口いっぱいになってしゃべれないし。めっちゃモグモグしてるし。
奈穂子がしゃべらないので、私もエビマヨをひとつ口に入れる。エビめっちゃでかい。これは無言になるわ。
私がモグモグしていると、突然奈穂子が聞いてくる。
そうだ、今日は遅くなるって坪内さんに伝えなくちゃ。
て、違う違う。一緒に住んでないから。今朝までお世話になっただけで、今日こそビジネスホテルに泊まるの。
奈穂子がニヤニヤして、「日菜子と王子様に乾杯!」と上機嫌だ。
「そんなんじゃないから」
「でも、王子様に好きって言われたんでしょ」
「言われたけど、期待には応えられないって答えた」
私の言葉に奈穂子は持っていたジョッキをドンと音を立ててテーブルに置く。
そして眉間にしわを寄せた。
「バカなの?」
「坪内さん、すごい心をこじ開けてくるの。こじ開けるくせに土足で上がるわけじゃなくて、靴脱いで上がってくる感じ」
「すごい表現ぶっこんできたわね」
「ねえ、どうしたらいい?」
自分の気持ちを整理できなくて、奈穂子に助けを求めた。
奈穂子はエビマヨを頬張りながら、うーん、と考える。
いや、ただエビマヨを食べてるだけかもしれない。このエビ大きいから口いっぱいになってしゃべれないし。めっちゃモグモグしてるし。
奈穂子がしゃべらないので、私もエビマヨをひとつ口に入れる。エビめっちゃでかい。これは無言になるわ。
私がモグモグしていると、突然奈穂子が聞いてくる。