さようなら
電話がかかってきた。
二宮さん……じゃないな
まさか、捜査一課の人間とぶつかるなんて……‥可愛い人だったな。
「はい。」
「寵だ。Akiわかってるだろうな。」
「言わずとも。準備はしています。」
「なら、いいんだ。くだらないことに興味をもつな。仕事に支障をきたす。」
くだらないこと…‥二宮さんのことだろうか。
「大丈夫です。転がすだけ転がして利用するだけです。では、また」
蛇の寵氏。あいつは俺を利用するだけして立場が上になったとたん、日系の俺を切り捨てるだろう。今は俺を利用しているだけ。みえみえなんだな…‥口に自然と嗤いがこぼれる
また電話だ。なんだ?他にも用件があるのか…‥
「はい。神崎。」
「あっ、神崎さんですか?今朝言ってたご飯どうですか?」
二宮さんのこえだ…‥ホッとする。なんだろう。居心地がいい。
「あの…‥やっぱり都合悪いですか?」
「あ、いえいえ。ただ嬉しいなって」
電話の向こうで照れていることが想像できる。可愛い人だな…‥
「じゃあ駅前で待ち合わせましょう。何時がいいですか?」
「僕はいつでも…‥今からでもいいですよ。」
「あ、…じゃあ駅前でまた。楽しみです。」
二宮さんは、んふふ。と笑って電話を切った。
駅前か…スッゴク近いな。わざと道に迷うか…
んふふ。さて、どうするか…
俺は嗤いながらゆっくりと裏の路地に入った。
二宮さん……じゃないな
まさか、捜査一課の人間とぶつかるなんて……‥可愛い人だったな。
「はい。」
「寵だ。Akiわかってるだろうな。」
「言わずとも。準備はしています。」
「なら、いいんだ。くだらないことに興味をもつな。仕事に支障をきたす。」
くだらないこと…‥二宮さんのことだろうか。
「大丈夫です。転がすだけ転がして利用するだけです。では、また」
蛇の寵氏。あいつは俺を利用するだけして立場が上になったとたん、日系の俺を切り捨てるだろう。今は俺を利用しているだけ。みえみえなんだな…‥口に自然と嗤いがこぼれる
また電話だ。なんだ?他にも用件があるのか…‥
「はい。神崎。」
「あっ、神崎さんですか?今朝言ってたご飯どうですか?」
二宮さんのこえだ…‥ホッとする。なんだろう。居心地がいい。
「あの…‥やっぱり都合悪いですか?」
「あ、いえいえ。ただ嬉しいなって」
電話の向こうで照れていることが想像できる。可愛い人だな…‥
「じゃあ駅前で待ち合わせましょう。何時がいいですか?」
「僕はいつでも…‥今からでもいいですよ。」
「あ、…じゃあ駅前でまた。楽しみです。」
二宮さんは、んふふ。と笑って電話を切った。
駅前か…スッゴク近いな。わざと道に迷うか…
んふふ。さて、どうするか…
俺は嗤いながらゆっくりと裏の路地に入った。