剱聖伝
その石を手の中で強く握り

、魔法陣にかざした。


淡く光る魔法陣が輝きを


増したかと思うと、その中

心から続々と何かが現れた

のだ。


魔物…


沢山の魔物が次から次へと

魔法陣から出てくる。


《ゲートさえ完全になれば

…我が願い…》


ルシフォールの体が小刻み

に震えている。


やがて、瞳を大陸の地平線

へ移すと、肩を揺らし笑い

出した。


《愚かなる人間共…おおい

に殺し合うがいい!!神よ

…止めれるものなら我を


止めてみよ》


ベルゼ国中央…最後の要に

なる場所には沢山の魔物と

ルシフォールの不気味な


思惑が潜んでいるのだっ


た。
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