君が眠る時には

私がわがままだからかな。


人とうまく付き合えないや。


私は美月ちゃんとは違う意味で友達ができないのかもしれない。


よかった。


友達なんて作ろうとしなくて。


友達を作ろうと頑張ってたら、きっと苦しむだけで何も得られずに終わってたと思う。


だから、よかったんだ。


「はぁ……」


明日も美月ちゃんは葵の隣に居るんだろうな…。


葵をずっとそばで支えるって決めたけど、葵もそれを喜んでくれたけど。


美月ちゃんがいれば私なんて必要ないのかな…。


私を抱きしめてくれた葵の暖かい腕は、美月ちゃんを癒すのかな…。


そんなのやだよ。


絶対やだ。


葵……私から離れないで。
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