君が眠る時には

面会時間の少し前にあおの病室を訪ねた。


──コンコン


「はい」


がらっ。


私は勢いよく扉を開けた。


「え……」


驚きを隠せずに目を見開いているのは、昔の面影を残しつつ成長した私の大好きな人。


やっぱりかっこいいな…。


「み、美月?」


「そーだよ」


「なんで、ここに?」


「んー、なんかね病状があんまり良くないみたい。少しだけ入院だって〜」


「そっか」


声も大人っぽくなってるし、座ってるからあまり分からないけど身長も伸びてるだろう。


やっぱり好き。
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