キミのためなら構わない。


瑠華の手を握れば、瑠華がどれだけ危ない状況にいるのかがすぐ分かる。



瑠華…、笑ってはいるけど本当はきっと…1番自分がきついはず…。



白く細くなった瑠華の手を潰さないように握り返した。




「瑠華ー、無理しちゃダメだからね?」


「分かってるよー!!それよりも!!学校に行きたい!!」


「学校ぅ~?!」


「うん!!行きたい!!」




すると目を輝かせる瑠華。

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