暴君陛下の愛したメイドⅡ【完】
「しかし……私(わたくし)は命を失いかけた。あの子には申し訳ないけれど今回ばかりは長として目を瞑っているわけにはいかないわ。スフィアを暗殺せんとした罪で捕らえなさい」
「かしこまりました!」
私(わたくし)はアニにスフィアへ何もしないと言ったわ。
そう、私はしないの。
私は…ね。
アニに何かあればあの子は必ず助けに来る。行動する。
後はそうね…。罪をでっち上げれば完成かしら。
そしたら何もせず罪人として処分できる。
二人とも。