ブレインゲーム
「なあ、烏丸俊哉。お前何票買う気なんだ?」



唐突に9番が聞いた



「あっ?そうだな。まあぎりで勝つより少し差をつけてえんだよな…70票くらいにしようかな」



楽天的な烏丸を見て9番は考えていた



実はまだどちらを裏切るか決めてなかった



「70票…古葉周平と烏丸俊哉はいくら資金に差があるんだ?」



「あっ?500万だよ。古葉の資金500万だけど俺は1000万。ほら見てみな」



烏丸は現金をテーブルの上にドンと置いた



「そんなに差があったのか。なら勝負は見えてるじゃないか」



9番は静かに驚いた



そして…どちらを裏切るか決めて立ち上がった



「そろそろ古葉のとこに行ってくる」



「ああ、頼むぞ」



9番は決意をして外に出ていった



しばらくしてから烏丸の事務所の隅にある掃除ロッカーが動き、中から5の数字の服を着た烏丸と同い年らしき男が出てきた



「悪いな、待たせちまったな5番」
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