ソラ(仮)
ほぼ毎日、1時間は授業をサボって有沙は屋上にいる。
それも隠れるようにではなく、堂々と真ん中に座ってぼーっと空を眺めているのだ。
ただ無心に、空を見上げているように見える。
その背中は、いつも寂しそうだ。
「…ただ、サボってるだけ」
静かに、有沙は答える。
「そう?…そんな風には思えない雰囲気だけど」
唯は、視線を有沙から外し料理に戻す。
「どんな雰囲気よ」
「授業をサボりたい、って言うより、外に出たいから屋上にいる、って感じ」
「は?」
「あー…っと」
唯の説明に、有沙の眉間に皺が寄り、
それを感じた唯は首を傾げて考える。
「なんつーか…屋上に行きたい、だからサボる。こんな感じ」
分かる?と、また唯が顔を上げる。
それも隠れるようにではなく、堂々と真ん中に座ってぼーっと空を眺めているのだ。
ただ無心に、空を見上げているように見える。
その背中は、いつも寂しそうだ。
「…ただ、サボってるだけ」
静かに、有沙は答える。
「そう?…そんな風には思えない雰囲気だけど」
唯は、視線を有沙から外し料理に戻す。
「どんな雰囲気よ」
「授業をサボりたい、って言うより、外に出たいから屋上にいる、って感じ」
「は?」
「あー…っと」
唯の説明に、有沙の眉間に皺が寄り、
それを感じた唯は首を傾げて考える。
「なんつーか…屋上に行きたい、だからサボる。こんな感じ」
分かる?と、また唯が顔を上げる。