強引な彼の甘い溺愛に囚われて!

「そうなんだ!カッコイイ?」


西野君は興味深々な様子。

ついでにゆきのも私の話に身を乗り出して聞いている。


「うん、芸能人みたいにカッコイイよ」


あそこまで整った綺麗な顔をしてる人を見るのは本当に稀だと思う。


「羨ましいなぁ、イケメンのお兄さん…」

「こら、ゆきの」


はぁーと言って夢見心地のゆきのの頭を軽く小突く西野君に私はクスリと笑った。

なんだかんだラブラブなようで安心した。

そんなことを思って2人の様子を見ていると、凪君が私を見る。


「マキは…そのお兄さんのこと、好きとか?」

「へ…?」


いきなりの爆弾質問にすっとんきょんな声を上げてしまった。

イチャついていたゆきのと西野君もピタリと動きを止め、私と凪くんを見つめる。

准一さんを好きなのは確かだけど…

なんでそんなこと…


「いやいや…そんな好きっていうのは…」

「そうだよーマキは大人の男が好きってわけじゃないんだからね」

「そうなんだ?」


ゆきのが前座席の背もたれに腕を掛けながらそう言った。
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