強引な彼の甘い溺愛に囚われて!

あながち言ってることは間違ってなくもないけど…ちょっと胸が痛んだ。

誤魔化せたようだから良かったけど…

ほっと胸を撫で下ろして、ホテルに着くまで他愛もない話で盛り上がった。



『ありがとうございましたー!』


西野君のお兄さんにみんなでお礼を言って車をお見送り。

着いたホテルは夏休み期間限定で破格となっていたところだ。

西野君が前々から4人分を確保してくれていたらしい。

自動ドアをくぐり抜けて私は唖然とした。



「お、お城……」

「写真で見るより断然イイ!すごーい!」


きゃっきゃっとはしゃぐゆきのに腕を引かれてロビーのど真ん中にある噴水にまで走った。

まさかこんな綺麗なところだったとは。

もっと海の家的なのを予想していた私。

周りを見渡すと、家族連れだったり女の子だけのグループ、カップルもけっこう多いようだった。

私とゆきのがそうこうしているうちに西野君と凪君が手続きを済ませてくれて、4人でエレベーターに乗り込んだ。
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