強引な彼の甘い溺愛に囚われて!
人だかりで賑わったビーチは太陽の照り返しで足の裏がヒリヒリするほど熱い。
適当なところを陣とってシートを広げて荷物を置き、念入りに日焼け止めを塗る私とゆきのに男2人は笑うのだった。
生温い海に浸かってどれだけ遊んでいただろうか。
海で過ごすのがこんなに気持ちよくて楽しいものだとは思わなかった。
昼を過ぎても太陽はジリジリと照り続け肌を焦がす。
しきりに汗が出てきてタオルで顔を覆った。
「大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
私の顔を覗きこんでくる凪君。
2人でビーチパラソルの下、日陰になった部分に腰を下ろしていた。
体育座りをして体を丸める私に対して、凪君は体を大の字にして眠る体制。
「それにしてもアッチーな」
「本当にね。天気良くて良かったけど」
そう言って私が笑うと、凪君はフッと微笑んだ。
周りを見渡せば子供が楽しそうに砂浜を駆けていた。
3人走って、最後に走っていた子が転んだかと思うと、近くに居たゆきのがその子に駆け寄る。
そしてそれを見かねた西野君が子供を抱き上げた。
「うわぁー……」
「ん?」
その光景に思わず声が漏れた。
体を起こし私の視線の先を追う凪君。