強引な彼の甘い溺愛に囚われて!

「今日は理事長も帰ってくるんでしょ?楽しみだね!」

「うん、やっと准一さんに会える…」


ドキドキと胸が高鳴り私は頬を両手で覆った。


「沢山甘えて!」

「もちろん!」


私はゆきのに貰ったマグカップを抱きしめながら、笑顔で頷いた。




久しぶりの雨の中、ゆきのと二人傘を差しながら帰った。

だんだんと雲行きが怪しくなり空にはどんよりとした黒い雲が覆っている。

准一さんが帰ってくるちょっと前まで私はゆきのを家に呼んで二人で楽しく過ごしていた。

音楽を流した私の部屋でくつろぎながら准一さんからの連絡を待つ。


まだかな…と二人して時計を見ては、私の携帯を見つめた。

だが一向に掛かってこない電話。


「遅いねー…」

「どうしたんだろ、電車に乗る前に電話くれるって言ってたんだけどなぁ」


そうこうしているうちに、ゆきのは家の用事で帰る時間になり私の家を後にした。
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