強引な彼の甘い溺愛に囚われて!
ゆきのが帰ってまた一人になってしまった私。
雨で外が暗く、早めにカーテンを閉めて部屋の電気を点けた。
准一さんが帰ってくるお祝いと自分の誕生日のお祝いを兼ねて、今日は豪華な物を作ろう!と意気込み、キッチンに立つ。
料理をしてればいずれ連絡は来るだろう。
そう思って携帯をエプロンのポケットに入れたまま私は料理に取り掛かった。
しばらくすると、携帯が震えて准一さん専用の着信音が流れる。
手を洗って慌てて携帯を取り出し着信に応答した。
「もしもし!准一さん?」
『ああ、マキ。連絡遅くなってごめん。今から電車に乗ろうと思ったんだけど、雷警報出て電車が止まっちゃってるんだよね』
「嘘…」
私は慌ててテレビをつけてニュース番組へとチャンネルを切り替えた。
すると、大雨と落雷による電車の運行が何時間か遅れで休止していると出ていた。
『もうちょっとしたら解除されると思うんだけど、最悪の場合一緒に今日お祝い出来ないかもしれない』
声のトーンが下がった准一さんに私の胸が少し痛んだ。