強引な彼の甘い溺愛に囚われて!
ゴロゴロピッシャーン!!
「きゃあっ!」
窓の外が眩い光を放ち、地を這うような音に私は飛び上がった。
雷だ…だから停電したんだ。
私はクッションを抱きしめながら恐る恐るカーテンをまくった。
激しい雨が窓を打ち付ける。
そして時々上の方が光り、その何秒後かに大きな音が響く。
「無理無理無理…」
雷が大の苦手な私。
クッションを抱えて再びソファーの上で体を丸めた。
昔、お母さんの仕事が遅かった時もこんなことあったっけなぁ…
一人で留守番をしていて、今と同じように停電になって。
携帯も持っていなかったからお母さんが帰ってくるまで泣きながら耐えていた記憶がある。
今は携帯があるけど、連絡を取れる相手がいない。
どの道同じことだ。
准一さん…───
お願いだから早く帰ってきて…
ぎゅっ…とクッションを抱きしめながら涙が溢れ出しそうになるのを必死に耐えた。