独占したい、甘々に。【完】
どうやら私たちのクラスが売り上げトップだったらしく、体育館で表彰してもらった。





忙しかったけど、みんなで楽しくできて本当によかった。





明日は土日だし、体を目一杯休めよう!





「そういえば日向くんとあれから会った?」


「ううん、それが会えなくて…」





帰りに2組の教室を覗いてみたものの、そこに悠乃の姿はなかった。





悠乃にコスプレ姿を見られたのは恥ずかしかったけど、それよりなんであんな驚いていたのか気になる…





「あんなに可愛い紗雪のことほったらかすなんて!まったく日向くんってば何やってんだか」





隣で呆れたようにそんなことを言うちーちゃんに、私は苦笑いを浮かべるしかなかった。





「それじゃ、また月曜日ね!」


「うん!ばいばいちーちゃん!」





ちーちゃんと別れ、家の近くまでやってくると、人影を発見した。
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