独占したい、甘々に。【完】
「えっと、じゃあ悠乃のことお願いします」


「はいっ」





最後にチラリと悠乃を一瞥し、頭を軽く下げると私は仕事に戻った。





悠乃、どうしちゃったんだろう。


あんなに驚いた悠乃初めてみたかも。





悠乃のことは少し気がかりであったが、こんな状況じゃどうすることも出来ないし…





また後で聞けばいっかと、仕事に集中した。





そして気がつくと、いつの間にか悠乃や幸村くんの姿はなくなっていた。





…帰るなら一言、声かけてくれてもいいのに。





なんて不満に思いつつ、最後までしっかりと働いた。





そして無事に文化祭は終わり、私とちーちゃんは制服に着替え、学校を後にしていた。





「楽しかったね~文化祭」


「うんっ、成功してよかったね!」
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