独占したい、甘々に。【完】
い、今のって今のってどういう意味…!?





身体中の血液が沸騰してるかの如く熱く火照っていた。





心臓はドキンッドキンッと大きく鼓動を鳴らす。





な、なにこれ…


どうして私こんなことに…





「紗雪」





名前を呼ばれ悠乃のほうへと振り向く。





そして悠乃はクシャッとした笑みで言った。





「やっぱ紗雪は食べちゃいたいくらい可愛いわ」





「……ええぇ!?」





そうして悠乃は驚く私を放置して家を出て行ってしまったのであった。
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