独占したい、甘々に。【完】
そんな星香を見て俺の胸は痛いくらいに締め付けられた。





こんなにも俺のこと思ってくれていたんだ…


それなのに、俺は全く気づかず、自分のことばっかり。





星香がどんな思いで俺の話を聞いてくれていたのかと思うと胸が痛かった。





そして星香の思いに気づけなかった自分がとても腹立たしく感じた。





「悠乃くんのそばにいさせてよ…」





…ごめん星香。





俺は星香から視線を逸らした。





星香には本当に感謝してる。





友達として…星香のことは好きだ。





ただ、どうしてもそれ以上には考えられない。
< 245 / 265 >

この作品をシェア

pagetop