独占したい、甘々に。【完】
ちーちゃんはすごく明るい性格で、いつも面白いことを言って笑わしてくれる。





そんなちーちゃんのことが私は大好きだ。


ちーちゃんと友達になれて本当によかったと思う。





「ねえねえそういえば」


「ん?」





急に小さな声で喋り出したかと思うと、ニヤニヤと楽しそうな笑みを浮かべていた。





「隣のクラスに転校生が来るんだって。しかも、かなりイケメンの」





それを聞いて私はピンときた。





もしかして悠乃のことかな?





「私たちのクラスに来なくて、ほんと残念!後で一緒に見に行こうよ」





流石ちーちゃん…


情報通なだけあって、そういう話を見逃さない。





一体どこからそういう話を聞くのか、時々不思議に思う。





「あ、あのね、ちーちゃん。多分その転校生って」
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