独占したい、甘々に。【完】
対する私は未だ信じられないといった様子で、悠乃のことを見ていた。





悠乃が私を…?





…絶対嘘だ、冗談に決まってる。





きっといつもみたいに私のことをからかって楽しんでるだけなんだっ





悠乃が私なんかのこと好きなはずないもんっ…





「言っとくけど、冗談でもないし嘘でもないからね?」


「え」





悠乃は私の心見透かすように、悪戯に舌をペロッと出した。





「…嘘だ、信じれないよ」





私は力なくそう呟いた。





だって悠乃には…
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