独占したい、甘々に。【完】
「気にしないで!他のみんなは、欲しいものある?」





私はついでにと思い、他の子たちからも必要なものを聞きだしメモを取った。





「じゃあ行ってくるね!」


「さゆ、気をつけてね!」


「雨宮さんありがとうっ」





私はみんなに笑顔で手を振ると教室を後にした。





それぞれ準備を進める教室の前を通り過ぎ、裏庭にある作業室へと向かう。





どこもかしこも文化祭一色で、見ているだけでわくわくしてきた。





みんな気合い入ってるね。


私たちのクラスも頑張らなくっちゃ!





そこら中に目移りしていると、あっという間に作業室へとたどり着いた。





中に先生はおらず、道具だけがちらかって置かれていた。





先生いないみたいだけど、勝手に持って行っちゃっていいかな?


ちょっと借りるだけだし…大丈夫だよね。
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