独占したい、甘々に。【完】
「ゆ、悠乃のあほ!ばか!すけべ!」





私は恥ずかしさのあまり、幼稚な暴言を吐いていた。





悠乃のばかばか…!


そんな大昔のこと言わないでよ…!





うぅ…恥ずかしすぎて、死にそう…





「だって事実を言っただけだよ?…それに、紗雪も俺の裸なんて見慣れてるもんね?」





口角をゆっくりと上げ、ニヤリと私のことを見つめてきた。





そんな悠乃の言動に、嫌でも体温が上昇するのを感じた。





「は、裸って…そんなの、覚えてないよ…っ!」





知らない知らない知らない…


私はもうなんにも覚えてないからっ!!





首を左右に強く振り、全力で否定する素振りを見せる。
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