独占したい、甘々に。【完】
ちーちゃんにそう言われ、チラッと悠乃を見てみる。





悠乃は沢山の人に囲まれ、楽しそうに笑みを零していた。





「大丈夫!あんなに楽しそうにしてるんだし、邪魔しちゃ悪いから」





悠乃、すっごく楽しそうだった。


沢山の人に囲まれてる姿を見て、何だかちょっと安心した。






私たちは集団を抜け出し、教室へと戻って来た。





「そういえば、ちーちゃんさっき何か言おうとしてなかった?」





そう言うと、ちーちゃんは何故か言葉を詰まらせた。





「あ~…ううん!なんでもない!気にしないで」


「…?そっか」





少し不思議に思ったが、それ以上はなにも言わなかった。





そして教室でお昼を食べ終えると、午後から再び準備に取り組んだ。
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