*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!

 「そんなどんくさい子をそばに置いていても、室長の得にはなりませんよ。その証拠にお客様のスーツを汚して室長に迷惑を掛けたじゃないですかっ!その子に未来の社長婦人なんて勤まるわけありませんっ!!」
 
 村上さんの言葉が胸に突き刺さる。

 修平さんは何も聞かずに私の失敗をフォローしてくれたけれど、彼の立場を考えると自分のしでかしたことに改めて背筋が凍る。

 青ざめる私の背中を、大きな手が優しくポンポンッと叩いた。

 「村上さん、君が何を勘違いしているのか分からないけれど、ここにいる彼女もこのパーティへのお客様の一人だ。お客様同士のトラブルをフォローするのも私達の仕事の一つじゃないのか?」

 「っ、……」

 修平さんのセリフに返す言葉に詰まった村上さんは、黙ったままこぶしを握って立ち尽くしている。

 張り詰めた空気の中、少し離れたところから外国語が耳に飛び込んできた。

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