*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
私達の結婚式は、11月に行われる予定だ。
お互いの両親に報告して、正式な婚約者になってまだ一週間ほどなのに、恐ろしいほどトントン拍子に進んでいく結婚までのプロセスに、正直私はついていけてない。
だからといって嫌なわけじゃなく、ただただ修ちゃんの仕事の迅速さに感心するばかりなのだ。
修ちゃんはこの秋に副社長に就任することが決まった。
五月の株主総会で承認されたので、レセプションパーティーの時にはもう決まっていたらしい。
十月にある副社長就任披露パーティの時に、私は彼の隣に『婚約者』として立つ。
実質それが私達の『婚約お披露目』となるらしい。
修ちゃんのような大きな会社の御曹司になると、結婚も大変な業務の一つになるのだな、と思うけれど、私に出来ることは、その波に逆らわずやれることをきちんとこなしていくことだけだ。
幸い、副社長付き第一秘書を務める遥香さんが、あれこれと私の希望を聞きながら調整に入ってくれるので、私にとってストレスになるようなことは今のところ皆無だ。