*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
急ぎ足で事務所に戻ってから、制服の上に来ていたエプロンを脱いで、椅子の上に掛けておいたカーデガンを羽織る。
図書館の外に出る時、制服を脱ぐ暇がない場合にはこうやってカーデガンを上から羽織って誤魔化している。
デスクの下に置いておいたポーチを持って、私は足早に職員用出入り口の方へ向かった。
扉を押して外に出る。
「待ち合わせはここだったよね…?」
キョロキョロと辺りを見回すと、レンガ造りの塀の先に背の高い彼の頭が少し見えている。
(あっ、いた!)
彼の方へと小走りで近づいた時、塀の向こう側から話し声が聞こえた。
男性の声は間違いなく修平さんだ。
相手はその高い声から、どうやら女性のようだった。
(修平さん、誰かと一緒なの?)
レンガ塀の反対側で、ピタリと足が止まったまま動かなくなった。
塀越しに黙ったまま盗み聞きをしているみたいで居心地が悪いのに、ここから足を進める勇気が出ない。
どうしてよいのか分からない私の心臓は、激しい音を立てて波打っている。
立ちすくんだまま息を詰めていると、風向きのせいなのか、二人の会話が私の耳によく届いてきた。
図書館の外に出る時、制服を脱ぐ暇がない場合にはこうやってカーデガンを上から羽織って誤魔化している。
デスクの下に置いておいたポーチを持って、私は足早に職員用出入り口の方へ向かった。
扉を押して外に出る。
「待ち合わせはここだったよね…?」
キョロキョロと辺りを見回すと、レンガ造りの塀の先に背の高い彼の頭が少し見えている。
(あっ、いた!)
彼の方へと小走りで近づいた時、塀の向こう側から話し声が聞こえた。
男性の声は間違いなく修平さんだ。
相手はその高い声から、どうやら女性のようだった。
(修平さん、誰かと一緒なの?)
レンガ塀の反対側で、ピタリと足が止まったまま動かなくなった。
塀越しに黙ったまま盗み聞きをしているみたいで居心地が悪いのに、ここから足を進める勇気が出ない。
どうしてよいのか分からない私の心臓は、激しい音を立てて波打っている。
立ちすくんだまま息を詰めていると、風向きのせいなのか、二人の会話が私の耳によく届いてきた。