*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
「ワンちゃん可愛いですね。」
「どうもありがとう。」
「瀧沢室長は図書館にはよく来られるんですか?」
「用が有ればね。」
女性の声は弾んでいてとても楽しそうにしているけれど、対する修平さんの声は、普段あまり聞いたことのない平坦なものだ。
(顔が見えないから分からないけど、なんだか不機嫌?)
心臓がバクバクしつつもそんなことを思っていると、女性の方は彼の機嫌がどうなのかなんて気に留めてないようで、どんどん喋っている。
「連休中にお会いできるなんて、私たちなんだか縁があるのかもしれないですね。」
「偶然でしょ。」
修平さんの声色から、彼の温度が一度下がったような気がする。
「私、この近くにとても美味しいフレンチのお店を知ってるんです。もし良ければ、これからランチをご一緒しませんか?」
(やっぱり!修平さんアプローチされてる!?どうしよう…ここで私が出ていかないと、修平さんこの人に誘われて行っちゃう!?)
心の中ではものすごく焦っているのに、声も足も出ないままだ。
レンガ塀のせいで修平さんの頭しか見えないから、相手の女性がどういうポジションで彼と話しているかは分からない。
でももしそのヒトが彼に触れていたら、と想像するだけで、お腹の奥底から黒いものがモヤモヤと湧き上がって、胸も苦しくなってくる。
「どうもありがとう。」
「瀧沢室長は図書館にはよく来られるんですか?」
「用が有ればね。」
女性の声は弾んでいてとても楽しそうにしているけれど、対する修平さんの声は、普段あまり聞いたことのない平坦なものだ。
(顔が見えないから分からないけど、なんだか不機嫌?)
心臓がバクバクしつつもそんなことを思っていると、女性の方は彼の機嫌がどうなのかなんて気に留めてないようで、どんどん喋っている。
「連休中にお会いできるなんて、私たちなんだか縁があるのかもしれないですね。」
「偶然でしょ。」
修平さんの声色から、彼の温度が一度下がったような気がする。
「私、この近くにとても美味しいフレンチのお店を知ってるんです。もし良ければ、これからランチをご一緒しませんか?」
(やっぱり!修平さんアプローチされてる!?どうしよう…ここで私が出ていかないと、修平さんこの人に誘われて行っちゃう!?)
心の中ではものすごく焦っているのに、声も足も出ないままだ。
レンガ塀のせいで修平さんの頭しか見えないから、相手の女性がどういうポジションで彼と話しているかは分からない。
でももしそのヒトが彼に触れていたら、と想像するだけで、お腹の奥底から黒いものがモヤモヤと湧き上がって、胸も苦しくなってくる。