クールな御曹司の甘すぎる独占愛
自分の気持ちに素直になって、彼の胸に……。
心の中で反芻しただけで、水瀬への想いが溢れてくる。こんなにも誰かを強く想うのは、奈々には初めてだった。
「真弓、ありがとう」
《お? その気になったのかな?》
「うん。頑張るね」
新作の和菓子が完成したら、それと一緒に想いも届けよう。
思わぬ方向へ動きだした決意は、ほんの数分前までは考えられないものだった。水瀬を好きだと認めると、不思議と気持ちが楽になった気がする。押さえつけていた大きな重しがなくなったようで、心が軽い。
奈々は気持ちも新たにノートパソコンに向かった。