クールな御曹司の甘すぎる独占愛

◇◇◇

「奈々さん、なんだか今日はいつにも増して綺麗ですけど、昨日エステとか行きましたか?」


光風堂で和菓子を購入してくれたお客を奈々が見送っていると、明美が顔を覗き込んでじっと見つめた。


「エステ? ううん、行ってないけど?」


昨日はずっと晶と一緒だった。そもそもエステ自体、奈々には未知の世界である。


「えー? そうなんですか? お肌はツヤツヤだし、なんかこう内面から美しさがにじみ出てるっていうか……」


明美はさらに顔を近づけてからすぐにピンときたのか、その目に光が差した。


「もしかしたら昨日、水瀬さんとデートとか?」


まさにそう。あまりにも察しのいい明美に奈々は「えっ」と言って固まる。瞬間的に晶と過ごした甘くて幸せな時間が蘇り、頬が上気した。


「やっぱり! 奈々さんはもともと綺麗ですけど、今日は輪をかけていますもん!」

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