クールな御曹司の甘すぎる独占愛
「そんなことないから……!」
誉めすぎとも思える明美の言葉に奈々はますます恥ずかしい気持ちになる。
「そうかぁ、そうなんだぁ。あんな素敵な人が恋人なんて本当に羨ましい」
明美は夢見るように手を組んで肩を揺らした。
素敵な人。本当にそのとおりだと奈々も思う。優しく紳士的で、将来有望なエリート。なによりも奈々を一番に考えてくれる晶と恋人同士になれるとは、出会った頃の奈々は思いもしなかった。
晶のことを考えるだけで胸が熱くなり、今すぐにでも会いたい気持ちが溢れてくる。
「奈々さん、幸せそう」
「……うん。とっても幸せ」
奈々は正直にうなずいた。
水瀬が見せてくれた焼きアイスクリームも、奈々の創作意欲を刺激している。次はどんな新作を作ろうかと、頭の中ではあれこれ考え始めた。
「あぁ……私も早くそんな人に出会えないかなー」
「明美ちゃんもきっと」
明るく素直な明美なら、そう遠くない未来に。奈々は満ち足りた想いで明美を優しく見つめた。