虫も殺さないような総長に溺愛されています




だってさ、

「正直微塵も恐いとか思ってなかったんだよね」

「へっ?なん…」

「お嬢ぉっっ!!」

「ご無事ですかぁ!?」

「「「っ!!?」」」

突如介入し倉庫に響き渡った声音は野太く覇気孕むほんまもんの低い声音。

ぞろぞろと殺気立って入り込んできた姿はその辺の不良集団なんて可愛く思える強面ぞろいだ。

さすがの3人も驚愕にフリーズする中、私だけがひらひらと片手を振って、

「あー、平気平気~。ごめんねぇ、みんな心配かけてぇ」

「チッ、こいつらがお嬢を攫ったんか!?」

「舐めとんのかっ!!」

「どこのお嬢さん攫ったと思ってんだコラァ!!」

「みんな程々にねえ。あ、それと攫ったのは概ね地面で唸ってる子達の方で、元気いっぱいに立ってるこの3人は私のお友達で助けてくれた人たちだから」

「「「お嬢が世話になりましたぁっ」」」

強面の本物な面々の勢いには謝礼であっても人はビビるらしい。


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