国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
ずっとその手に触れられていたい。触れられることでミリアンは確かにレイと繋がっていることを覚えた。甘い感情が沸き起こり、その部分にこそばゆい熱を持つ。ほんのりと赤みがさすと、レイは目を柔らかに細めた。
「わかりました」
ずっとこんな時間が続けばいい。そう思いながら、ミリアンはそっとレイの額に手を載せて、ゆっくりと呼吸するとその美しい歌声で旋律を口ずさんだ。
――たとえ運命がふたりを裂こうとも、我は生涯そなたを守り続けるだろう。
――たとえこの想いが貫けなくとも、私は生涯あなたを愛し続けるでしょう。
――決して案ずることなかれ、天竜の加護を与えたもう。
短い歌詞だが、ゆったりとした曲調で長い歌に聞こえる。
視線を落とすと、レイは歌に聞き入っているようで目を閉じていた。常に隙を見せない彼だったが、今だけは自分に心を許している。そう思うと、素直に嬉しいとさえ思ってしまう。
もっと彼に触れたい。
もっと彼と分かり合いたい。
そんな思いがふつふつと沸き起こる。なぜこんな感情を抱いてしまうのか……。
(私、もしかして……レイ様のこと……)
「わかりました」
ずっとこんな時間が続けばいい。そう思いながら、ミリアンはそっとレイの額に手を載せて、ゆっくりと呼吸するとその美しい歌声で旋律を口ずさんだ。
――たとえ運命がふたりを裂こうとも、我は生涯そなたを守り続けるだろう。
――たとえこの想いが貫けなくとも、私は生涯あなたを愛し続けるでしょう。
――決して案ずることなかれ、天竜の加護を与えたもう。
短い歌詞だが、ゆったりとした曲調で長い歌に聞こえる。
視線を落とすと、レイは歌に聞き入っているようで目を閉じていた。常に隙を見せない彼だったが、今だけは自分に心を許している。そう思うと、素直に嬉しいとさえ思ってしまう。
もっと彼に触れたい。
もっと彼と分かり合いたい。
そんな思いがふつふつと沸き起こる。なぜこんな感情を抱いてしまうのか……。
(私、もしかして……レイ様のこと……)