国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
「お前があまりにも残念そうな顔をしていたからな、花が見られなかったのは心残りだが……代わりにいいものを見させてもらった」
すると、レイはへたりこむミリアンの前で腰を下ろし、その場にごろりと寝っ転がった。
「レイ様……?」
(もしかして、私を気遣ってくれたの……?)
「もうひとつ、代わりにお前の膝枕で我慢しよう」
レイは頭をミリアンの膝の上にのせて、ニヤリとしてミリアンを見上げた。
「すみません。ありがとうございます」
「なんの礼だ?」
「その……なんとなく」
お前に気遣った覚えなどない。と言われるのが怖くて、ミリアンは思わずはぐらかすような返事をしてしまった。
噴水の水音以外何も聞こえない穏やかな時間が過ぎていく。冷血王と言われている彼と、同じ空間にこうしていることが何より不思議だ。
(そうだわ、確か前にもこんなことが……)
以前、ここで緑竜の子どもと遭遇した時、子守歌のつもりで歌を唄ったことを思い出した。
「何か唄ってくれ。ここでこうして寝そべるのも久しぶりだ」
下からレイの手がすっと伸ばされて、ミリアンの頬に触れる。
(レイ様の手、暖かい……)
すると、レイはへたりこむミリアンの前で腰を下ろし、その場にごろりと寝っ転がった。
「レイ様……?」
(もしかして、私を気遣ってくれたの……?)
「もうひとつ、代わりにお前の膝枕で我慢しよう」
レイは頭をミリアンの膝の上にのせて、ニヤリとしてミリアンを見上げた。
「すみません。ありがとうございます」
「なんの礼だ?」
「その……なんとなく」
お前に気遣った覚えなどない。と言われるのが怖くて、ミリアンは思わずはぐらかすような返事をしてしまった。
噴水の水音以外何も聞こえない穏やかな時間が過ぎていく。冷血王と言われている彼と、同じ空間にこうしていることが何より不思議だ。
(そうだわ、確か前にもこんなことが……)
以前、ここで緑竜の子どもと遭遇した時、子守歌のつもりで歌を唄ったことを思い出した。
「何か唄ってくれ。ここでこうして寝そべるのも久しぶりだ」
下からレイの手がすっと伸ばされて、ミリアンの頬に触れる。
(レイ様の手、暖かい……)