国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
「僕はね、この国の王であるレイが憎いんだ。あいつがロパ様にそんな金を渡さなければ、牧師は今でも謙虚に生きられたはずだ。そうだろう?」
以前、ジェイスからレイとは士官学校の時の同級生だったと聞かされたことがあった。昔からの顔なじみではあるが、ジェイスの口からレイのいい話を聞いたことがない。やはりレイは根っからの悪人国王なのだ。ミリアンはそう思い込もうと余計な感情を頭の片隅に追いやった。
「君をここから連れ出したい」
真摯なまなざしがミリアンを見据える。差し伸べられた手に手を重ねることができたら……。と、そんな考えが一瞬過った。
以前、ジェイスからレイとは士官学校の時の同級生だったと聞かされたことがあった。昔からの顔なじみではあるが、ジェイスの口からレイのいい話を聞いたことがない。やはりレイは根っからの悪人国王なのだ。ミリアンはそう思い込もうと余計な感情を頭の片隅に追いやった。
「君をここから連れ出したい」
真摯なまなざしがミリアンを見据える。差し伸べられた手に手を重ねることができたら……。と、そんな考えが一瞬過った。