国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
「だめよ。私がここからいなくなれば、レイ様にはすぐにわかってしまう。私のせいでラタニアとリムルの間にこれ以上溝を深めてほしくない」
「レイ様……ね」
“様”をつけて呼ぶということは、ミリアンは少しでもレイに対して敬意を払っているということだ。それが面白くなくてジェイスは冷たい光を瞳に宿す。
「ミリアン。もしかして……あの男に抱かれたのか?」
「なっ……なんてこと言うの!? そんなんじゃないわ」
思わず大きな声を出してしまい、ミリアンはハッと口元を抑える。抑えながら侮辱にも似たジェイスの言葉に厳しい視線を向けた。
「ごめん。ちょっと意地悪な冗談だったね、そんな怖い顔しないで、ね?」
ジェイスは甘い声音で囁くように言いながら、ミリアンの頬をそっと撫でた。
「……レイ様は、母を……母を殺した人よ」
「なんだって?」
ジェイスは妙な誤解をしているのではないか。と思い、ミリアンは表情を曇らせ言った。すると、彼は眉を跳ね上げ、それは本当か、とミリアンの腕を軽く掴んで揺すった。
「レイ様……ね」
“様”をつけて呼ぶということは、ミリアンは少しでもレイに対して敬意を払っているということだ。それが面白くなくてジェイスは冷たい光を瞳に宿す。
「ミリアン。もしかして……あの男に抱かれたのか?」
「なっ……なんてこと言うの!? そんなんじゃないわ」
思わず大きな声を出してしまい、ミリアンはハッと口元を抑える。抑えながら侮辱にも似たジェイスの言葉に厳しい視線を向けた。
「ごめん。ちょっと意地悪な冗談だったね、そんな怖い顔しないで、ね?」
ジェイスは甘い声音で囁くように言いながら、ミリアンの頬をそっと撫でた。
「……レイ様は、母を……母を殺した人よ」
「なんだって?」
ジェイスは妙な誤解をしているのではないか。と思い、ミリアンは表情を曇らせ言った。すると、彼は眉を跳ね上げ、それは本当か、とミリアンの腕を軽く掴んで揺すった。