国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
「まったく、この状況でほかの男の話をするなど、解せないな」

「わ、きゃ!」

ムッとしたかと思うと、レイは身を起こし覆いかぶさるようにミリアンを芝の上に押し倒した。しっとりとした吐息が頬にかかりその厚い胸板から伝わる熱がミリアンを紅潮させていく。

「そういえば、お前からまだ聞いていないな」

「え……?」

「早く聞かせてくれ、私を愛していると……」

艶を含んだ瞳で見降ろされ、そっと頬を大きな手で包まれるとじりじりと距離を狭められる。

(そうだわ。私……レイ様から愛していると言われたのに、まだ自分の気持ちを伝えていなかった)

「私……」

ミリアンの頬が徐々薔薇色に染まっていく。

愛している。と伝え終わった後に口づけられる気配を感じながら、ミリアンがふっと力を抜いた時だった。
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