国王陛下はウブな新妻を甘やかしたい
「これは……」
それはラタニアの国宝であるロザリオと同じ、十字に竜が絡みついた形の封蝋で封印されていた。
「その封蝋は父上しか持っていない蝋だ。おそらく、その手紙は父上が誰かに宛てたものだ。なぜ、ラウラスが?」
同じように疑問詞を浮かべたミリアンとレイを交互に視線を動かすと、ラウラスは表情を悲哀に曇らせた。
「その手紙は人目を忍び、ティアゴ様がソルマンテ王国に訪れて、すでに婚約が決まっていたサーナ様に渡すよう、わしに託したものだ」
「え? ど、どういうこと?」
ミリアンがレイに視線をやると、彼もまた理解しかねるといった表情をしている。
それはラタニアの国宝であるロザリオと同じ、十字に竜が絡みついた形の封蝋で封印されていた。
「その封蝋は父上しか持っていない蝋だ。おそらく、その手紙は父上が誰かに宛てたものだ。なぜ、ラウラスが?」
同じように疑問詞を浮かべたミリアンとレイを交互に視線を動かすと、ラウラスは表情を悲哀に曇らせた。
「その手紙は人目を忍び、ティアゴ様がソルマンテ王国に訪れて、すでに婚約が決まっていたサーナ様に渡すよう、わしに託したものだ」
「え? ど、どういうこと?」
ミリアンがレイに視線をやると、彼もまた理解しかねるといった表情をしている。