極上恋夜~この社長、独占欲高めにつき~
「京吾……あのね……もっと……」

もっともっと、あなたをください。

ふたりの間を邪魔する布地が忌々しくて、彼のシャツをぎゅっと引っ張った。

「そんなに焦るな。今脱がしてやるから」

あっという間にブラウスのボタンを外し、下着を上へと押し上げる。

「きゃあっ……ぁんっ!」

彼の唇の感触に足をじたばたとさせて悶えた。

こんな卑猥な声が自分の唇から漏れたと思うと、羞恥で顔を隠したくなってくる。

けれど京吾は楽しそうに瞳を細め「もっと聞かせてくれ」そう懇願して私の体にいっそうの愛撫を施す。
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