極上恋夜~この社長、独占欲高めにつき~
どうやらそれがチームのみんなの総意らしくて、私をリーダーとして受け入れてくれた。

というより、私がリーダーをこなせるようにサポートに回ってくれている、と言った方が正しいかもしれない。

みんなの助けがあるからこそ、私はやっていけるんだ。

「でもいろいろ考えてみたけれど、私ってやっぱり、誰かに命令するようなタイプじゃないんだよね」

「あーわかるわかるー♪ 咲島さんっていつまで経っても下っ端感抜けないよねー!」

軽く失礼なことを言われて、自覚があっただけに傷ついた。

気にせず加藤さんは「チョコ食べる?」なんて言ってデスクの上にあったお菓子の箱を差し出してくる。

「まぁ、リーダーだからしっかりしてとは思うけどさー。咲島さんの場合アレだしねー。覚えてる? 入社試験の集団面接で言ってた『みんなから愛される優しい上司』ってやつ」

「え?」
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