はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
話し合い(といっても、主にジイサンと母が勝手に進めているだけなんだけど)の結果…。
「とりあえず、高校を出るまでは婚約という形を取ることにしよう。
若菜、すぐに病院で検査を受けるように。」
私の身体の心配より、周囲に知られたくないって理由で病院に行くのを拒み続けていた家族たちが、ここにきてやっとその気になった。
だけど、今度は私が拒む番。
「嫌っ、今更病院なんか行かない!
近所に知られたら、恥ずかしいもん!!」
私はそう言い捨てると、ジイサンの部屋を出て行った。
自分の部屋に戻る途中、書生に肩を掴まれた。
「お嬢さん、これからは上手くやっていきましょうね。
跡取りの件も…一度、男を知ってしまえば、案外子供を産めるようになったりして?
凹凸が無いのは残念ですが、試してみますか?」
腰に回された手が、気持ち悪い。
このままじゃ、絶対ヤバい!
「やめないか!」
声の方を向くと、父がいた。
「お祖父様の公認とはいえ、若菜ちゃんの年齢を考えなさい。
いざとなったら、訴えることもできるんですよ!」
おそらく、淫行条例違反で…ってことだろう。
そこまで言われて、やっと書生の手が離れた。
家族みんなが了承しているものだと思っていたけど、父は結婚に反対なのかな…?
「とりあえず、高校を出るまでは婚約という形を取ることにしよう。
若菜、すぐに病院で検査を受けるように。」
私の身体の心配より、周囲に知られたくないって理由で病院に行くのを拒み続けていた家族たちが、ここにきてやっとその気になった。
だけど、今度は私が拒む番。
「嫌っ、今更病院なんか行かない!
近所に知られたら、恥ずかしいもん!!」
私はそう言い捨てると、ジイサンの部屋を出て行った。
自分の部屋に戻る途中、書生に肩を掴まれた。
「お嬢さん、これからは上手くやっていきましょうね。
跡取りの件も…一度、男を知ってしまえば、案外子供を産めるようになったりして?
凹凸が無いのは残念ですが、試してみますか?」
腰に回された手が、気持ち悪い。
このままじゃ、絶対ヤバい!
「やめないか!」
声の方を向くと、父がいた。
「お祖父様の公認とはいえ、若菜ちゃんの年齢を考えなさい。
いざとなったら、訴えることもできるんですよ!」
おそらく、淫行条例違反で…ってことだろう。
そこまで言われて、やっと書生の手が離れた。
家族みんなが了承しているものだと思っていたけど、父は結婚に反対なのかな…?