はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
「桐生さんを、自宅まで送ってください。」



「僕、化け物みたいな車を運転するの嫌なんですけど。」



「桐生さんを、1人にするわけにはいかないでしょう?」



「坂下先生が送り届ければ?」



「私はまだ、この辺りに用があります。」



「分かりました、桐生は僕が送ります。

坂下先生の車動かす自信ないんで、タクシーでも捕まえますよ。」



そう言うと、蒼は私の腕を掴んで歩き出した。



私は引きずられるように、それについていく。



「鬼マサ、なんでここにいるワケ?」



「僕はいきなり連れてこられただけ、詳しいことは坂下先生に聞いてくれ。」



聞けるわけ…無いじゃん。



「それよりも、何であんなものに手をだそうとした?」



大通りに出て、足を止めた蒼が私に向き直って言った。



「…興味?」



「お前、殴るぞ。」



「じゃあ、殴れば?」



私の言葉に、蒼はため息をつく。









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